> 知恵のない人々(1027) < > 2023-R.5-8.3-NO.3040 <
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* 悪人たちの国家(722) *
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現首相は本当に歴史を変える人物と言えるのか。軍事力を持ってはならない憲法を
保有しているのに、国民の批判も顧みず「敵基地攻撃能力」と言う軍事力を保有すると
言うが、憲法の後ろ盾のない軍隊を保有すると言う。日本に於いてこれまで例のない
軍隊が日本で本当に機能するのか。
軍隊はあくまでもその国家の権力者が支配し、その権力者の命令に従い行動するもので
あり、国家に於ける大義名分がなければ軍隊は正しく機能しない。現首相が掲げる
「敵基地攻撃能力」はどのような大義名分によって機能するのか。
軍隊が他国の軍隊と戦うと言うことは戦争であり、戦争と言うことは国家が保有する
軍事力を可能な限り投入し、他国への攻撃を行う。戦争は生死を掛けた戦いであり、
善悪で言えば悪の限りを尽くして相手国即ち敵国を攻撃する。攻撃には甘い判断も
良心的な判断も無く、ただ、自国の為に可能な限りの兵器を導入し、自国を守り、他国の
敗戦を願い。死に物狂いで戦うのが戦争であり、現首相の軍国主義への大転換は
日本の戦争に対する敗北を予感させるものではないか。
現首相に理解してもらわなければならないことは日本国民は戦争に敗北して76年間
現在憲法を与えられ、国民は憲法を学びはしなかったが現憲法が何を訴えているか
程度は理解している。現憲法は平和を訴え、「戦争の放棄」「軍事力の保有を認めない」
と明記され、現首相が熱望する「敵基地攻撃能力」と言う軍事力を本当に理解できる
国民はほとんどいない。なぜならば日本国民は平和国家の国民であり、誰一人として
戦争に耐えられる国民はいない。
先の戦争では原爆投下、国民の戦死者310万人、兵器の不足、日本国民は敗戦まで
「本土決戦 １億総玉砕」と国民は狂気のように叫び、「天皇の為なら死ねる」と国民は
狂っていたが、それは80年も前の話であり、現在の日本人は誰も死にたいとは思って
いない。どこかの国がどこかの都市にミサイルでもテロによる爆破で犠牲者が出て、
現首相が戦争への意思をそれだけの犠牲者が出ても強硬な戦意を表明すれば
国民は現首相の意思に従うかどうかと考えれば、「大義名分」の無い戦争に国民は
反対するのではないか。