> 知恵のない人々(1025) < > 2023-R.5-8.1-NO.3038 <
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* 悪人たちの国家(720) *
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平和国家の中の軍国主義者たち、平和国家とは日本の憲法が示すように「戦争の放棄」
「軍事力の保有を認めない」が条文に明記され、国家による暴力を否定する国家を平和
国家と言うことが出来る。
平和と言う言葉には多くの意味が潜み、平和な世の中、戦争の無い社会、最も曖昧な
言葉として、軍隊による平和、軍事力で均衡を保つことで平和を維持する。抑止力に
よる平和、一概に平和を定義することは危険であり、平和だからいいと言う訳ではない。
日本の憲法が示す「戦争の放棄」「軍事力を保持しない」このような条文を明記する
平和こそが平和国家と言えるのではないか。
日本の現首相は「敵基地攻撃能力」と言う軍事力を保有すると決定し、「戦争が可能な
国」を造ろうとしている。憲法改正もなく、憲法を守ることも無く、「軍事力を保有する」
現首相は正に平和国家の中の軍国主義者として、存在している。
憲法 第二章 戦争の放棄
〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動
たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権
は、これを認めない。
76年前の憲法であり、日本はその当時より遥かに進んだ平和国家ではないのか。日本は
戦争に負けたことで平和憲法を手に入れることが出来た。戦争に勝つ事では平和国家は
手に入らなかった。如何に貴重な国家であることを現首相は忘れている。