> 知恵のない人々(1004) < > 2023-R.5-7.8-NO.3017 <
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* 悪人たちの国家(699) *
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殺人が白昼大勢の人々の目前で起こった。驚きと共に殺された政治家が元首相であった
ことに不思議に思った。殺された訳。殺した訳、何も分からない状況の中で死んだと言う
事実だけが報じられた。世の中何が起こるか分からないものだなと思った。
事件の全容は少しずつ報じられ、宗教がらみの恨みによる殺人であることが報じられ、理解
に苦しむ内容なで憎しみの強さを感じた。
宗教への実母の多額の寄付が犯人である息子の精神を傷つけた結果、自作の銃による
殺人に至った。実母による多額な寄付は犯人の家庭を崩壊させ、知人への相談や警察への
相談、犯人に取って出来る限りの手段を講じ、実母が宗教に支払った寄付を返還して貰う
交渉を続けたが宗教は多額な寄付を返してくれなかった。
この宗教は他国の宗教で大きな問題を起こしている宗教であり、多くの事件を起こし、裁判も
多く、個人の力では対応できない宗教であり、殺人を犯した犯人に太刀打ちが出来る宗教では
無かった。
そんな中、宗教と政治家たちの関係を知ることとなり、問題の多い宗教は政治家の権力を
利用し、多くの人々から多額なお布施を集めて、その金で他国に豪華な宗教施設を造って
いることを知る。更にその宗教を擁護するかのように殺された政治家が深く関わっている
ことを知り、自分に降りかかった不幸はこれまであらゆる手段を使っても解消することが
出来ず、全ての恨みを消し去る方法は元首相の政治家の責任であると決めつけ、万策
尽きた犯人は政治家の命を奪うことを決断した。