防衛予算は莫大な金額であり、全て国民の税金であり、国民が納得しなければ
ならない予算であるのは間違いない。自衛隊の発足は1954年で今から69年前に
発足した。自衛隊は軍事力によって日本の平和と独立、安全を守ると言う趣旨のもと
発足したが、現在の世界情勢を見る限り、軍事力では平和も独立も安全も得られない
ことが明白に成った。
そもそも平和と言う概念は軍事力を認めていない。自衛隊が存在する限り平和は
訪れない。独立はどうだろう。日本には米軍が敗戦以後いつまでも駐留し、日本の
独立は存在しない。安全はどうか、今回、現首相が発足させた「敵基地攻撃能力」と
言う軍事力は明確に日本は安全な国とは成っていない。
自衛隊と言う軍事組織は発足以来69年間軍事力を行使せず、日本の平和は保たれ
ている。何となくおかしな話だ。
日本の最大の敵は米国であり、米軍だ。その最大の敵が日本に駐留し、軍事基地を
備えている。
「戦争の放棄」「陸海空の軍事力の保持を認めない」と言う平和憲法は戦勝国である
米国が日本に提供し、日本を平和国家へと導いた。
結論としては、世界最強の軍事国家米軍が日本に駐留している限り、日本の最大の
敵は存在しない。中国も北朝鮮もロシアも世界最強の軍事国家に戦争を仕掛ける国は
存在しない。米軍は核兵器も保有し、世界で唯一の核兵器を使った軍事国家であり、
その核兵器を二発も日本に落とした。その二発以外どこの国も使用していない。日本と
米国は不思議な関係であり、現首相がどんな軍事力を作ろうが、無駄であることは
周知の事実ではないか。