> 知恵のない人々(983) < >2023-R.5-6.7-NO.2996 <
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* 悪人たちの国家(678) *
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非常に恐ろしいことは軍事力を国家権力として認める国民たちであり、その国民たちの
心理的不安定を利用する政治家たちの野蛮な性格ではないか。
現首相が推進する「敵基地攻撃能力」と言う軍隊は国家予算を獲得し、憲法に違反する
法律を作り、多くの国民の支持を背景に軍隊を作ってしまった。
現首相を支持する多くの国民は軍隊が何をする組織か十分に理解した上で現首相を
支持している。テレビ報道等で知っている軍隊とはテレビ報道で見るウクライナとロシア
の戦争で殺し合いをしている組織が軍隊であり、その軍隊に命令を下しているのが政治家だ。
不可思議なのは平和国家で暮らしている多くの国民がなぜ現首相の「敵基地攻撃能力」
と言う軍隊を認めてしまったのかと言うことだ。
戦争とは軍隊同士の戦いであり、人類の歴史の中で戦争は常に起こり、続いている。
日本の歴史も戦争の時代が78年前まで続き、戦争への違和感は殆んど無かった。戦争は
国家の権利であり、他国と戦い他国を奪うことの罪悪感は無かった。
しかし、78年前の戦争で日本は敗北し、無条件降伏と言う屈辱を味わい。戦勝国である
米国から平和憲法および民主主義と言う国家制度を与えられ、「戦争の放棄」と言う
新たな国家制度を受け入れ、それまで「天皇」と言う「神」のもと全ての国民は「天皇」の
為なら「死も恐れない」と言う思想に従い。戦争は国家権力であり、戦争によって他国を
占領し、「天皇」に捧げることを良しとする神の国家であった。