現首相は広島選出で当時の日本がどのような状況で在ったか、詳しく学んだのでは
ないだろうか。「核兵器のない世界」と言うのもいいが、第二次世界大戦を招いた日本に
落とされた核兵器は日本に民主主義を齎し、日本人に平和憲法を齎した。軍国主義日本
は侵略国家であり、朝鮮、台湾を支配する植民地支配国家であり、その当時の日本人の
人口は7500万人程度で「一億総玉砕」の一億人は朝鮮人と台湾人を含めた一億人と
言うことだ。日本に投下された核兵器は日本の歴史を変えた二発の原子爆弾であり、
日本国民に取っては広島、長崎の人たちには申しわれないが、日本帝国軍から多くの
日本国民の命を救った核兵器では無かったかと思わざるをえない。
「G7サミット」の各国の首脳人に対して現首相は高らかに「核兵器のない世界」と言うの
だろうが、戦争の歴史を紐解けば、日本に落とされた核兵器には「明らかに大儀名分」
が存在し、この二発を除いた何万発の核兵器には今現在「この大義名分」がない。だから
核兵器を保有する国家は核兵器を使用していないのではないか。ウクライナに進軍した
ロシアも核兵器の使用をためらっているのは「この大義名分」が侵略国家にはないことを
分かっているのではないか。もし、何らかの誤解でロシアが核兵器を使用すれば、他国の
核保有国に「明らかに大義名分」が発生し、ロシア本土に核兵器の雨が降り注ぐ可能性が
ないとは誰も言うことは出来ない。
結局、現首相が「核兵器のない世界」と言ったところで、作ってしまった核兵器、保有して
しまった核兵器は決して手放すことはない。日本も戦争中に核兵器を作っていたが
米国に先を越されたのではないのか。日本が先に核兵器を作り、米国に落としていたら
多分歴史は変わっていた。その当時の日本が戦争に勝ったら世界は正に生き地獄では
ないのか。そうではなく天国かもしれないが。