> 知恵のない人々(913) < >2023-R.5-3.8-NO.2926 <
*******************************************
* 悪人たちの国家(608) *
*******************************************
敵国が攻撃して来たら戦う以外方法はないと言う言い分に正当性があるのか。
現首相が進める「敵基地攻撃能力」の根本にある思想は「攻撃されたら攻撃する」と
言う論理だが、今の時代に相応しいかと言えば、相応しくない。
戦争と言う現実は戦争は生存の手段ではなく、国家の崩壊であり、人類の滅亡と
理解すべきではないか。
歴史に於いて、戦争は生存の手段として、国家の繁栄として、国民の義務として、戦争は
その役割を果たして来た。戦争は勝利することで国家は反映し、国民は犠牲者を出す
ものの利益も得た。
戦争への決断は少数の支配者によって決定され、多くの国民は命令に従う。国民には
戦争を拒否する選択はない。
戦争で最も理解できないことは戦死ではないか。兵士は戦場で死ぬのである。なぜ
死ななければならないのか理解できない。兵士は理解できないままに戦死して、命を
失い愛する人や親しかった友人に永遠に会うことが出来ない。
敵国が攻めて来たら、国民は理由もなしに死ぬのだ。そんな理屈は成り立たない。
生きる為に努力をし、幸せを掴むために働き、将来の夢を抱き、生きていた人が敵国の
攻撃によって死ぬなんて有り得ないし、理解できない。
過去の歴史では戦争で死ぬことを理解出来た、人々は家族の為、愛する人の為に
死ぬことが出来た。それは過去の話だ。