いずれにしても「プーチン」に「さん」を付ければ、批判せざるを得ない。それは
悲惨な状況の中でロシアの独裁者と戦っているウクライナの人々のことを
考えれば殺人者であるロシアの独裁者を「プーチンさん」と呼ぶ日本人は
許されない。
日本は民主主義国ではあるが民主主義を勝ち取る為に戦争した訳ではなく、
日本は専制主義を守る為に戦い、結果として戦争に敗北し、民主主義は
いやいやながら与えられた制度であり、日本人の本質は独裁主義と言っていい、
だから、「プーチン」の気持ちも分かるし、「プーチン」がウクライナに軍事侵略した
ときもロシアの勝利を当然のように語っていたのではないか。二三日でロシアが
勝利し、ウクライナが降伏すると予測していたのではないか。
軍事評論家たちがロシアの独裁者に「さん」を付け、親しみ深く「プーチンさん」と
呼ぶのも分かるような気がして来た、日本の軍事の専門家は多分、強い軍隊が
好きなのではないか、それが専制主義であっても民主主義であっても、軍隊という
人殺し組織が好きと言うことではないか。
テレビの軍事専門家の話を聞いていると軍事戦略だけで、戦争しない為には
とか、破壊されたウクライナに対する補償はどうとか、ロシアの戦争責任は
どうだとかの話は少なく、ウクライナの悲劇への対応について考えるべきでは
ないのか。