> 知恵のない人々(899) < >2023-R.5-2.19-NO.2912 <
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* 悪人たちの国家(594) *
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日本は平和国家としての役割を果たしていないのではないか。「敵基地攻撃能力」という
名称に愕然とする。この軍事力の名称には平和国家としての誇りも謙虚さ、他国を思う
余裕も感じられず、ひたすら自国の軍事力を誇示する軍事国家に他ならない。
現首相は「国葬」を復活させ戦前の軍国主義への復権を願っているのではないか。
民主国家である日本は主権者が国民であり、政治家は選挙で選ばれた国民の代表者に
すぎず、更に公務員と言う国民の奉仕者でもある。
日本国憲法では「戦争を永久に放棄」と明記され、「軍隊及び軍事力の保有を否定」と
明記されている。現首相が推進する「敵基地攻撃能力」は法治国家として犯罪行為で
あり、更に現在の日本の状況を見ても軍事的に敵対する国家はある意味米国以外に
存在しない。
米国の米軍の存在は、日本が敗戦国家である故に、更に米国の軍隊が世界最強の
軍事国家の軍隊故に、日本が無条件降伏した以後、米軍は日本に駐留し、日本を
敵国から守ると言う名目の基に80年余りの長い間駐留を続けている。
米国は日本経済に取って最も重要な存在であり、無条件降伏により米国から供与され
た平和憲法が日本の法治国家を守って来た。
改めて、戦争に負けた国ではあるが、戦後の日本の発展には無くては成らない国で
あり、日本に民主主義を齎した国家として感謝以外の言葉がない。
ただ、米国はいつまで世界最強の軍事国家を続け、果てしない軍拡を続けるのか、
そして、平和国家を手に入れた日本国民に対して、軍国主義への恐怖を匂わすのか、
平和国家と言う国家の目標を果たした日本を脅かさないで欲しい。