> 知恵のない人々(801) < >2022-R.4-10.22-NO.2814<
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* 悪人たちの国家(496) *
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国家が敵対することで誰が得をし、誰が不利益を被るのか。
平和国家の日本に於いて、多くの政治家や国民が自衛力の強化を望んでいる
ようだが、それは日本がどこかの国と軍事的対立を想定したものであり、非常に
深刻な問題であり、日本の憲法では対応できない、軍事的対立を予測することが
本当に正しいことなのかと思うと共に本当に軍事的対立が起こるのか疑問でもある。
軍事的対立とは戦争であり、国民同士の殺し合い、国土への武力攻撃、街は
破壊され、人々の生活は苦境に陥る。このような恐ろしい軍事的対立を想定する
ことが正しい選択とは到底思えないのに、多くの政治家や国民は軍事力を強化し
「敵基地攻撃能力」という軍事力を備えようとしているが不思議でならない。
ウクライナとロシアが今現在戦争状態ではなるが、この戦争は誰が見てもロシアの
暴走であり、ロシアという国家がこのような暴挙を起こすとは誰も思わなかったと
すれば、このような戦争が日本に起こるとは思えない。
ウクライナの戦況は最悪、街は廃墟、人々は無差別に殺され、見るも無残な状況、
こんなことが日本に起こる可能性は無いと考えるべきであって、このような状況が
日本にも起こり得ると考える多くの政治家や国民の考えは間違っていると考える
べきだ。なぜなら、平和憲法は正に国家間が軍事的対立がない世界を想定し、
そのような世界が存在することを日本は戦後77年証明したのではないか。