> 知恵のない人々(780) < >2022-R.4-9.29-NO.2793<
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* 悪人たちの国家(475) *
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日本には軍国主義者が国民の四割弱程度いることが改めて分かったような
複雑な感じだ。
人類の歴史のほとんどが軍国主義の時代であり、軍国主義が如何に民衆を
苦しめ、同じ人間なのに身分制度で人的差別を公然と認め、逆らう者は軍事力で
処罰する時代が軍国主義の時代であり、特定な組織が民衆を軍事力を使って
支配する。
日本の軍国主義は第二次世界大戦で敗北し、無条件降伏するまで日本の歴史は
軍国主義時代であり、国民は支配され、特定な階級だけが人間として生きることが
出来た。
日本の平和国家は人類の歴史の中でたったの77年間であり、非常に短くその歴史
は自由と平等そして公平という全ての国民が同じ人間として認められる平和国家と
して世界で唯一存在する国家と言える。
先の「国葬」は平和主義と軍国主義の存在価値を定める国家の帰路ではなかった。
「国葬」になった政治家は軍国主義者たちのアイドルであり、軍国主義者たちの
欲望を満たす先導者であり、軍国主義者たちの要望を現実化する道化人にても
あったのではないだろうか。
愚か者が祭り上げられ、軍国主義という暗黒の社会を蘇らせる為の道化者と
して、その短い命を燃やし尽きたと考えれば、悲しい人生であり、幸せな人生でも
あった。軍国主義者たちのアイドルとして、独裁者に成る前に命果てた、平和国家の
政治家として死ぬことが出来て良かったのではないだろうか。