> 知恵のない人々(654) < >2022-R.4-5.17-NO.2667<
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* 悪人たちの国家(349) *
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不思議なのはロシアという国家は何を見つめてきたのだろうか。軍事侵略の
先に見る風景にどのような世界があると思ったのか。軍隊が侵攻しウクライナの
人々の無命を奪い、歴史ある建物を砲撃し破壊する。ただ、軍隊は進むだけでは
なく、ウクライナの軍隊からの反撃により、ロシア兵の命が失われ、その命は
ウクライナの人々と同じようにその命の持つ全てを失う。ロシアには家族も友人も
愛する人も居ただろうし、死ぬまで学んだ知識も買いそろえた沢山の服も自分に
取っては宝物も命を落とすことで全てが消滅し、人の運命が尽きる。
軍事侵略で失ったものは限りなく多く、残されたものも無残そのもの。過去も現在も
未来も自覚できないほど破壊されてしまった。
軍隊という国家組織の残虐行為、想像を絶する破廉恥な行為、人間が人間を
殺す行為、人間が人間を殺す姿を見る悲しみと怒り、人間が目の前で死んで逝く
恐怖、精神に異常来たし発狂しそうな人間の姿、ちぎれ血が噴き出る人体に
手を差し伸べ血を止めようとする人々の顔、地獄なんて誰も知らない、でも、
その地獄が目の前に広がっていると誰もが思う。だから、軍隊が必要と思う人間は
狂っていると思うんだ。
現代社会における軍隊という国家組織の活動を容認することは決して出来ない。