あおり運転は「じゃまだ、ボケ」から始まった。その被害者は道路を塞いで
いる車に対して、その車の持主に分かるように「じゃまだ、ボケ」と悪態を
吐き、その車の脇を通り抜けた。結局、車は道路にじゃまに止まっては
いたが、通れない訳ではなかった。それなのに「じゃまだ、ボケ」と言ってしまった。
そして、あおり運転が始まり、結果として二人の人が死んでしまった。
「じゃまだ、ボケ」なんて言わなければよかっただけのこと、死んだ人は
ただ、「じゃまだ、ボケ」を言わなかったら今も楽しく生きていただろう。それは
すべて道徳の問題であり、道徳はささやかではあるが、根が深く、人の
命さえも奪う大事な知識と言える。
*パッシング
走っていたら、前方の左側の店から自分の車を無視するように白い車が
道路に出てきて、追突するのではないかと思い、前方の車に対して、
パッシングをしてしまった。どうして、パッシングなんかするかな、前の車が
不造作に前方に侵入したからと言って、その車に対してパッシングする
必要性は何もない。なぜなら、突然現れたとしてもその人がなぜ侵入した
のか分からないし、それ相当の理由があったかもしれないし、その人が
ヤクザかもしれない訳で、自分より遥かに危険な人物であったら、その後
どうなるのだろうかと考えるべきであり、全て、自分を正当化することは
自らの破滅を招くことになるかもしれない。