「炭水化物」は人類の敵なのか、味方なのか
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1 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[] 投稿日:2015/03/05(木) 09:50:54.66 ID:Q2h+Z+R/
「糖質制限ダイエット」巡り激突する2冊の本
炭水化物は是か非か、「糖質制限ダイエット」は是か非か。今、この問題をめぐって主張が真っ向対立する2冊の翻訳本が、書店の店頭に並んでいる。
「糖質制限ダイエット」派の主張
人類は何百万年も続いた旧石器時代の狩猟採集生活に適応するように進化してきた。農耕が始まったのはわずか1万年前のこと。原始人にならって穀物を食べることをやめて肉食中心の食事に変えれば、健康になる、というのが「糖質制限ダイエット」派の主張である。
その「糖質オフ」にお墨付きを与えているのが、ハーバード大学医学部のジョン・J・レイティ博士が書いた『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』(NHK出版)だ。レイティ博士は、近代文明がもたらしたマイナス面に着目する。
それに対して同じ科学の立場から反対の結論を導きだしているのが、進化生物学者でミネソタ大学教授のマーリン・ズック博士が著した『私たちは今でも進化しているのか?』(文藝春秋)。
「原始人の生活は決して安楽ではなかった」
まずズック博士は、レイティ博士のような原始回帰主義者が主張する「旧石器時代の人間は、完全に環境に適応していた」という前提に異議を唱える。人間にしろ、ほかの動物にしろ、現代の姿になったのは自然選択による偶然であり、環境に完全に適応することはありえない。現代の生物の姿は、すべて妥協の産物なのだ。
彼女によれば、「糖質制限」派の言う、人類はそもそも旧石器時代の体のままで、農耕文明が始まったことには適応していない、ということも誤りがと主張する。私たちは今でも進化している、というのだ。
旧石器時代の食生活を実践し、ワイルドに戻ったほうが健康にいいのか。それとも農耕文明にあわせて人類は進化したのだから、炭水化物をとる生活を続けるほうがいいのか。このどちらを選ぶかは、きわめて重要な人生の岐路かもしれない。医学博士と進化生物学者の主張を読み比べ、どちらを支持するべきか、じっくり考えてみるといいだろう。
抜粋してます
http://toyokeizai.net/articles/-/62304