東大教授「東大卒が、日本の社会問題を濃縮再生産している」 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2023/09/24(日) 16:05:27.83 ID:bB3tWU5Z

東大教授が「東大卒」を調査した
本田由紀・東京大学大学院教授

 男ばかりの日本社会を反映して、男ばかりの「勝者」を送り出す場と位置づけられている東京大学。

 東京大学大学院教育学研究科教授の本田由紀さんは、「日本社会にはびこるメリトクラシー(能力主義)とジェンダーギャップ」が凝縮されていると言います。

 東京大学の卒業生を対象にした社会調査(※1)を実施した本田さんに聞きました。【聞き手・須藤孝】
 ◇ ◇ ◇
偏見を濃縮している

 ――なぜ調査をしようと考えたのですか。

 本田氏 学生・教員の女性比率の低さをはじめ、ジェンダー平等の状況が悪いことは認識されていました。

 私が座長としてまとめた全学生・教職員を対象とした「東京大学におけるダイバーシティに関する意識と実態調査」(2020~21年実施)でも明らかになりました。

 中にいる人間だからこそ、外から言われるのではなく、自己点検をする必要があると思いました。

 ――その問題意識から社会観を詳しく聞いています。

 ◆男女で明確な差が認められたのは、「生活に苦しんでいる人は努力が足りないせいだ」(「まったく賛同しない」は女性は40.4%、男性は26.2%)などのメリトクラシーに関わる項目と、「家事育児は主に女性が担うべきだ」(「まったく賛成しない」は女性は62.0%、男性は36.3%)などのジェンダー平等に関わる項目です。特に年代が高くなるほど、その傾向が強くなります。

 日本社会全体と同じ傾向であり、当然といえば当然です。しかし、調査でも確認できたように、特に男性の卒業生は典型的な「勝者」として、しかも年代が高ければ高いほど、高い地位に就き、権力・発言力・財力を手にしています。

 日本社会の問題点が卒業生を経由して再生産されている、それも濃縮して再生産されている可能性を示しています。

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20230619/pol/00m/010/002000c

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。