附天の中身がその辺の公立と同じなら、その辺の公立に比べて、今の附天に優位性はあるのかというと、二つある
一つは、受験を経ていることから一定の治安がある
此方みたいな貧乏人も生徒に交じっているので、すごく校内治安がいいというわけでもない
定期的に盗難事件が起こっていた
でも、あえて小学校中学校を受験させるというような家庭の人間が集まっているので、荒れている公立というような環境でもない、というのが利点
もう一つは、鉄緑会に入れる
私学一貫校だと、中学２年の秋までに1年半で中学3年分の内容をすべて終わらせ、3年半かけて高校の課程を消化し、最後の1年が受験対策だと、和田秀樹などが言っている
附天は国立なので、中学3年かけて中学の内容を終え、高校3年かけて高校の内容を終える
そもそも土俵が違うので勝負になるわけない
ところが国立でも進学実績の高い学校があり、筑駒などそういった学校では鉄緑会の会員が多い
鉄緑会が指定制をとっていることから、鉄緑会に入るために中学受験する
附天より池附のほうが鉄緑会の会員が多く、池附のほうが進学実績が高い
それは、池附のほうが鉄緑会に入るような優秀な生徒から選ばれる学校で、附天は「池附に比べて環境が悪い」「池附に比べて校風が魅力的でない」として現在では上位層から避けられているということ
司法試験の合格実績は伊藤塾が圧倒的で、学校は司法試験対策に関係ないが、上位のローは伊藤塾の膨大な分量をこなすような優秀な受験生から選ばれるような魅力があり、下位のローはそうではない、というのと同じ