「日本政府はミャンマー国軍と関わらないで」 来日中の僧侶が訴え
ミャンマー民主派の国民統一政府(NUG)への支援を訴える僧侶のアシン・ターワラさん(38)がこのほど、大阪市内で記者会見した。2021年2月のクーデターで政権を握った国軍について「日本政府は関わりをやめてほしい」と訴え、NUGを正式な政府として認めるよう求めた。
アシン・ターワラさんは07年、僧侶らを中心に起きた反軍政の大規模デモを主導した。「サフラン革命」と呼ばれるこのデモを取材していたジャーナリスト長井健司さんが射殺された時、近くにいたという。
その後、身の危険からノルウェーに亡命し、同国を拠点に民主化運動への支援を呼びかけている。クーデター後はNUGの資金集めを担当しており、直近ではオランダや韓国を回った。
6月23日にあった会見では、ロシアのウクライナ侵攻が続く中でミャンマーに関する報道が減ったと指摘。「未来ある若者が軍によって無差別に殺され、女性はレイプされ、多くの村が焼かれている。ミャンマーで起きていることも世界的にみて深刻な問題です」と訴えた。
https://www.asahi.com/articles/ASQ6S61RVQ6QPTIL034.html
宮崎亮2022年6月26日 17時00分