28. で、結論。森友事件の一連の申立は、起訴相当議決に「一票足りない」不起訴不当に終わりました。不起訴不当なら、検察は形だけの再捜査をして、再度の不起訴処分をすることで幕引きができるわけです。
29. しかし審査会の議決書は、かなり厳しく財務省を断罪するものでしたから、議論の内容はまともだったのは明らかです。にもかかわらず断固として起訴に賛成しない人たちが4人いたわけですね。
30.そしてスゴイのは、この森友の検察審査会に関して開示請求をかけたら、ほとんどすべての書類が非開示及び全面黒塗りでした。通常開示される「審査員選定の方法」や「審査員選定に立ち会った者」まですべて非開示と黒塗りです。ここまで隠されたことはかつてありませんでした。
(続く)