11. というわけで、当会で佐川らを刑事告発することにしたわけだが、複数の大学教授、弁護士さんの他、あの佐川の答弁に激怒した法務省の中の人が、内緒で法理論のかなりの部分を執筆してくださった。
とはいえ、問題は検察なのである。
12. これが裁判になれば、有罪判決が出るのは火を見るより明らかだ。それだけに、検察が握りつぶして不起訴にしてしまう可能性が高かった。2012年の陸山会事件で、東京特捜自身が「自白でっちあげ事件」の「虚偽公文書作成」をやらかし、裁判所に叱責されるという前代未聞の不祥事を起こしている。
13. それを刑事告発されると「担当検事が勘違いしまくった」という、あり得ない言い訳を重ねて不起訴にし、検察審査会には補助弁護士として検察OBを差し向けて起訴議決が出ないようにする細工までして逃れた。が、さすがに、ほとんど全部の新聞で批判されたという黒歴史がある。
(続く)