伊藤園は、野菜飲料の大型ペットボトル(PET)で業界初となる「環境に配慮したECOボトル」(ECOボトル)を採用するなどして「充実野菜」を大刷新して11日から発売する。
7日発表した山口哲生マーケティング本部野菜・果汁ブランドグループブランドマネージャーは「一番の目玉はECOボトル。これを機に新時代に向けて『充実野菜』のポジショニングも変えて、さらに幅広いお客様に知っていただきたい」と意欲をのぞかせる。
ECOボトルは、新たな石油由来のPET樹脂を使用せずにリサイクルPET樹脂か植物由来素材を使用したものとなる。
高まる環境意識がECOボトル導入の背景。
特に昨年7月に開始したレジ袋有料義務化で日本でも環境意識が急激に高まったと山口ブランドマネージャーは指摘する。
環境対応に加えて、最後までおいしく飲み切れる最適な容量サイズになっているのもECOボトルの特徴。
伊藤園では、おいしく飲んでもらうためには野菜飲料の大型PETを開栓後3~4日で飲みきることを推奨。ただし近年は、世帯人数の減少と高齢化で900gの現行品では消費者から“飲み切れない”との声が多数寄せられているという。
これを受けてECOボトルは740gの容量に設定。形状は店頭での見栄えを考えて、現行品の高さを維持しつつ、側面を1cm短くするとともに正面の肩部分の位置を上げて視認性を高めた。
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