富裕層の減税は意味なかった！ 最新研究がアベノミクスを全否定

富裕層への減税は社会のため？ いいえ、富むのはお金持ちだけでした。最新研究が「トリクルダウン」を否定
「お金持ちへの減税で豊かになるのはお金持ちだけ」――。イギリスの最新研究の警告とは？

お金持ちに減税すると、豊かになるのは結局お金持ちだけ――。

過去50年の間に、様々な国で導入された富裕層への減税。

その背後にあるのが「富裕層が富むことで経済が活発になり、貧しい人も含む社会全体に富が行き渡る」とする経済理論・トリクルダウンだ。

しかしイギリスの経済学者たちによる最新研究から、富裕層の減税に社会全体を豊かにする効果はなく、むしろ富裕層だけが豊かになってきたことが明らかになった。　　　
豊かになるのは富裕層だけ

研究を発表したのは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのデヴィッド・ホープ氏と、キングス・カレッジ・ロンドンのジュリアン・リンバーグ氏だ。

研究者たちは1965～2015年の50年間に、日本やアメリカ、イギリスなど18の先進国で実施された富裕層への大幅減税を調査した。そして、それぞれの減税が所得不平等や、経済成長、失業率にどんな影響を与えるかを調べた。

その結果、大幅減税の後、上位1%の人たちがシェアする税引前の国民所得が0.8%増加していた。この効果は、短期間と中期間続いた。

一方で、国民1人あたりのGDPや失業率に変化はなく、トリクルダウンによる社会全体への経済効果は見られなかった。

研究者たちは「富裕層への大幅減税は、所得の不平等を引き起こしていた」「それと比較して、減税は経済成長や失業率には大きな効果はなかった」と指摘する。

(>>2以降へ続く)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/tax-cuts-for-the-rich_jp_5fdc37a5c5b650b99adb458e
2020年12月18日 15時58分 JST | 更新 16時間前
Satoko Yasuda 安田聡子 ハフィントンポスト

様々な研究が問題視する、富裕層への減税

富裕層への減税は、特に1980年代以降に、様々な国で何度も実施されてきた。

アメリカのレーガン政権やイギリスのサッチャー政権が導入した減税がよく知られているが、日本でも安倍政権下で法人税率が引き下げられ、大企業や富裕層を優遇する政策が取られてきた。
https://img.huffingtonpost.com/asset/5fdc3e502000002e00bb737a.jpeg

しかし近年、様々な研究が「富裕層への減税は富裕層の収入を増やすものの経済発展にはほとんど効果がない」と指摘している。研究者たちは「今回の研究もそれらの関連する研究結果と合致する」と述べる。

研究者の1人、リンバーグ氏はCBSのインタビューで「研究から、富裕層の税率を低くする経済的に正当な理由はないと言えます。実際に歴史を振り返ってみると、戦後の富裕層への税率が高かった時代の方が、経済成長率は高く、失業率は低かった」と語っている。

(了)

主要な国が足並み揃えて一斉に増税して課税の対象を居住地からサービスを利用している国に切り替えられればいいんだけどね
世界のどこに行っても一斉に増税した国の株を持ったりそこで商売して稼ぐならそれに見合った金額を課税されるようにすれば世界の人々はもっと豊かになるだろう
金持ちが気軽に月に旅行するようになっても、というよりそうなるほどにきっと世界中で凍死や餓死者は増えるよ

ずっと前から知ってた
なんなら竹中とかも知ってたんだよ

グローバル経済とセットでやったらそらそうよ
富裕層の溢れた金の投資先が国内に向かず、新興国一極集中するんだから何も恩恵なんてあるわけない

裕福層に金を流し続けないと日本文化が衰退し日本が世界に誇る日本文明の存亡の危機に陥る事が予想されるのだ

要するに資本主義って自由と民主主義の皮を被った帝国主義だから

サギノミクスw

裕福層の減税や大企業優遇は無意味というのは
とっくの昔に指摘されてきたことだけど
こうして何度も人々に周知するのはいいことだ

ついでに日本経済の凋落は日本型不公平税制である消費税導入から始まったことも
何度も周知されてほしい

>>7
これを知らない（気づかない）人が多いの不思議よな

だからこそギリギリ健全というか帝国主義に走らない資本主義を維持するためには
富の公正な再分配と社会還元が必要で
それゆえ富裕層からは収入に見合った高い税金を徴収し低所得層には安定した生活と消費力を与え続けるのが得策なわけだが
馬鹿な為政者ほど真逆をやる

被支配者層にも農民という肩書きを与え土地と家庭を持たせて不満が爆発しない程度に搾取する
同じように庶民にも労働者は社会の歯車だと錯覚させ妻子のために汗水流して頑張ることこそが生きがいだと信じさせて富をかすめ取る
人々は明らかに絞られる側だったけど尊厳を保てる程度の肩書き(サラリーマン、(中小の)自営業者)と家と家庭を築き中くらいの満足で持続可能な社会だったのにな
グローバル化が進んで世界の他の場所に畑を見つけてしまったせいで絞れるところから徹底的に絞り切って畑が枯れたら移民を入れ国が死んだら商売の拠点を移すような地域を住民を無視した商売が目立つようになった
企業としては世界から未開の地がなくなるまで問題はないだろうが捨てられる側の住民にとっては未来のない社会だよ

へー当たり前なことでも究明するんだね

要するに工夫しなくなったのか、そりゃもう人間自体がオワコンじゃねえか
人間が人間という誇りを持てなくなったらそんなもんゴキブリ未満だ
いつからそんな馬鹿になったんだ

グローバル化で労働力も商売相手も世界中のどこからでも見つけられるようになって人一人の価値は下がったんだろうな
一億中流だとか日本は内需の国だとかは建前なのは分かってるけどそう言ってた頃は企業は日本国内の労働者は労働力でもあると同時に自分たちの商品の買い手であることを理解し大事にしていた
海外進出で安価な労働力、未開拓の市場にばかり力を入れるようになって国内は空洞化か

労働者の待遇を改善し給与や福利厚生を充実させれば生産性は向上する
こんな簡単な現実的指摘をいつまでも無視して
経済成長がどうのGDPがどうのGNPがどうのと日本の経済界て頭悪すぎだろ

短期一社的には損かもしれないが中長期的に見れば全員が得をすることをするために国なり経済界の団体なりがあるんじゃないのか

うむ
共同体の存在意義の本質はそれだからな
共同体を安全に長く子々孫々まで存続させること

短期的な得ばかり追い特定層の利益ばかり図るなら大きな共同体を維持するのはいずれ不可能になり崩壊する

日本のメーカーが海外に生産拠点を移し国内の工場を閉鎖すれば日本国内の産業が空洞化していく
メーカーだって営利企業なのだから当然のこと、そういった事情を踏まえてどこを減税するのか考えて欲しい
その減税、本当に日本国民にプラスですか？減税のしわ寄せによるデメリットの方が大きくなりませんか？

トリクルダウンなんてものはない、といってたのは竹中自身だったよなｗ

自民党長期政権のもとで何十年も企業の利益優先を至上命題にしてきた経済政策の結果が今なわけ
バブルを終えて陰りが見えてきた日本経済にトドメをさしたのは消費税
コロナ禍で真っ先にやらねばならない経済政策は消費税減税もしくは廃止

良スレ