さらに、当時の中曽根康弘首相も、
「政府の行為は形式的行為」
「学会、学術集団からの推薦に基づいて行われるので、政府が行うのは形式的任命にすぎない」「実態は各学会なり学術集団が推薦権を握っているようなもの」
「学問の自由独立というものはあくまで保障される」
と答弁している。
これは、学会やらあるいは学術集団から推薦に基づいて行われるので、政府が行うのは形式的任命にすぎません。したがって、実態は各学会なり学術集団が推薦権を握っているようなもので、政府の行為は形式的行為であるとお考えくだされば、学問の自由独立というものはあくまで保障されるものと考えております。
(中曽根康弘首相———参院・文教委員会/1983年5月12日)