人事院は21日、今年度の国家公務員採用試験で、「キャリア」と呼ばれる中央省庁の幹部候補となる総合職に1717人が合格したと発表した。合格者のうち、東大出身者は前年度から58人減った249人となり、平成10年度以降で最少となった。就職先として中央省庁の人気が落ちているとみられる。
合格者を出身大学別に見ると、最多の東大に続き、京大131人、早稲田大90人、北海道大69人、東北大65人などとなった。
女性の合格者は511人。合格者に占める割合は29・8%で、過去最高だった前年度を1・7ポイント下回った。試験の申し込み段階では、女性の割合は38・1%で過去最高だった。人事院は「合格者に占める割合も、以前より高い水準を保っている」としている。
申込者数は、総合職試験導入の12年度以降で最少の1万6730人。倍率は9・7倍だった。各省庁による面接を経て、来年4月に770人程度を採用する。
https://www.sankei.com/politics/news/200821/plt2008210004-n1.html
2020.8.21 13:27 産経新聞