自宅マンションで新型コロナウイルス「集団感染」恐怖
【令和の不動産 マンションのプロはこう買う】
とうとう「緊急事態宣言」が発令された。まだまだ長引く自宅での待機。一戸建てと違いマンションは人との接触が多い。自宅マンションで外出自粛を続けていればウイルスから逃れられるかといえば、そうではない。
今年2月、香港のタワーマンションで、便に排出されたウイルスで汚染された水が配管を通じて拡散し、35世帯110人が避難する騒動が起こっている。
また2003年、SARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した際も、香港のタワマンで329人が集団感染し、42人も死亡している。
しかし、日本では集まって住むマンションでの危険性について、いまだ警鐘が鳴らされていない。このままではあなたのマンション内で感染者が出た場合、病院や老人ホームのように「集団感染」が起こる恐れがある。
■共用部分は感染リスクがある
私は専門家として1000棟以上のマンションを見てきたが、共用部分には感染リスクになり得ると感じる箇所が多々ある。たとえば、エレベーターボタンや歩行を補助する手すり、宅配ボックス、エントランスにあるオートロックのテンキーやインターホン、ゴミ置き場などだ。また、スポーツジムでの接触感染が報じられているが、高級マンションではスポーツジムやスパ施設などの共用施設を設けている物件もあるので要注意だ。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200412-00000012-nkgendai-bus_all
4/12(日) 9:26配信 日刊ゲンダイDIGITAL