「逸脱した行為」でクビ……日経新聞エース記者に何があったのか?
今年8月、ソウル特派員の失踪を韓国メディアに報じられた日本経済新聞社で、新たな不祥事が発覚した。
「企業報道部の40代男性記者A氏が諭旨退職処分となったのです。9月10日に日経社内で臨時の部会が開かれ、『記者から逸脱する行為があった』と説明がありました」(日経関係者)
A記者は有名私大を卒業後、産経新聞社を経て、日経へ。評判は上々だった。
「Aさんは民主党政権時、当時の菅直人首相に食い込み、『自宅へ招かれた』と話していた。物腰も柔らかで、リーダーシップもある。経団連の会長人事をいち早く報じたり、出光興産と昭和シェル石油の経営統合をスクープし、社長賞を何度も受賞しているエース記者。直近では電機業界担当の取材キャップでした」(同前)
「逸脱した行為」でクビ……日経新聞エース記者に何があったのか?
取材先との飲み会でも割り勘が基本だったというA記者に一体なにが――。
「実は、A記者は医療ベンチャー企業の株式会社NAMとトラブルになっていました。NAM社は、A記者が記事やプレスリリースを書くなどと言って金銭を要求したと主張し、警視庁にも相談していました。結局、被害届は受理されませんでした」(別の日経関係者)
法務室の聴取に何度も呼ばれたA記者は疑惑を否定。
「社内調査でも、金銭の授受など法令違反は認められなかったが、経営計画策定のアドバイスやプレスリリースを書き直したことが判明したのです。ところが、NAM社とのトラブルについては全く説明がありませんでした」(前出・日経関係者)
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2019年9月24日 11:00 文春オンライン