続けて、大統領選に立候補を表明しているニューヨークのビル・デブラシオ市長の前で「大統領選に出馬するより、私たちのチームといた方がいいんじゃない」と語りかけると、市長から笑みがこぼれた。
さらに、「次のステップ」へ進むために自分たちにできることを、こう訴えた。
私たちはもっと良くできる。もっと愛し合い、憎しみ合うのを止めましょう。
喋ってばかりいるのを止めて、もっと人に耳を傾けましょう。
これはみんなの責任だと認識しなければなりません。
ここにいる人たち、いない人たち、いたくない人たち、賛同する人たち、反対する人たちーー世界をより良い場所にするのは、私たちの責任です。
このチームはそれを背負い、自分たちの立場と発言力を素晴らしく理解していると思います。
そう、私たちはスポーツをする。
そう、私たちはサッカーをする。
そう、私たちは女子アスリート。
でも、私たちはそれ以上でもあります。みなさんも、それ以上の人たちです。
みなさんは、ただのファンではない。みなさんは、ただのスポーツを支持している人ではない。みなさんは、ただの4年に一回テレビで観る人ではない。
みなさんは、この道を毎日歩いている。
共に生きる人たちと毎日ふれ合っている。
周りの人たちのためにできることは、何だろうか?ーー家族のため、親しい人たちのためにできること。
親しい10人のため。
親しい20人のため。
親しい100人のため。
この責任が一人一人にあるのです。
この数年でたくさんの論争がありました。
私もその被害にあいました。協会との対立では、時にその原因でもありました。
謝りたいこともあります。謝らないこともありますが。
今は結束する時です。この会話こそが、次のステップなのです。
協力をしなければなりません。みなさんが必要です。