女子サッカー史上、最多4度目のワールドカップ優勝を成し遂げたアメリカチームが7月10日、ニューヨーク市庁舎前で凱旋パレードと表彰セレモニーを行った。
そこで披露されたスピーチが、話題を呼んでいる。
選手たちは、「ワールドチャンピオン」と書かれた黒いTシャツにデニムといったラフな出で立ちでQueenの「We are The Champions」を歌ったり、優勝カップを高らかに掲げて踊りだしたりと感情を爆発させ、詰めかけた数万人のファンと喜びを分かち合った。
キャプテンのミーガン・ラピノー選手が、表彰セレモニーの壇上にあがると、歓声はより一層大きくなった。
トレードマークのピンク色のショートカットに丸いサングラスをかけたラピノー選手は、一息置いてチームメイトやファン、そして場所を提供したニューヨーク市への感謝の言葉を述べた。
そして、次のように続けた。
「私たちのチームにはピンクの髪や紫の髪、タトゥーしてる子、ドレッドヘアの子、白人、黒人、そのほかの人種の人たち、いろんな人がいる。ストレートの女の子、ゲイの女の子も。ねえ!」
自身が同性愛者であることを公表しているラピノー選手のこの言葉に、会場は大いに盛り上がった。
ラピノー選手は女性差別や移民差別、そして多様性を否定するような発言を繰り返すドナルド・トランプ大統領と真っ向対立している“モノ言うアスリート”としても知られている。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d26fb24e4b07e698c45e0c0