日本が6月末で国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、今月から31年ぶりに商業捕鯨が再開されたことを受け、大阪市北区の「阪急うめだ本店」は8日、入荷した鯨肉を販売した。数量限定の試食会もあり、集まった客たちは舌鼓を打っていた。
この日入荷したのは、4日に北海道・釧路港で水揚げされたミンククジラの肉約30キロ。商業用の鯨肉が同店の鮮魚売り場に並ぶのは31年ぶりといい、100グラム当たり599円。担当者は「鯨肉を食べたことがない人にも、栄養価の高さとおいしさを知ってもらいたい」と意気込む。
試食会では鮮度抜群の刺し身が振る舞われた。滋賀県甲賀市から訪れた薮和平さん(81)は「馬肉のように柔らかくておいしかった。昔親しんだ味とは大きく違って驚いた」と話していた。
https://mainichi.jp/articles/20190708/k00/00m/040/094000c
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