https://www.youtube.com/watch?v=-pTwx9RdCS&t=6m42sg&list=PL8DC3E5CBCC2C137D
岩上安身「国家権力というと、一般の人は政治家を思い浮かべがちなんですけれど、国家権力というのは、まずなによりも官僚機構なんですね。
この官僚機構を制御するものとして代議士を送り込んだりしている。代議士もそれほど力を発揮できず、むしろ官僚機構にとって、都合の悪い議員というものが、いろいろな圧力がかかってパース(口封じ)されていく現実がある。」
https://www.youtube.com/watch?v=PwOgDp9fcg8&list=PL8DC3E5CBCC2C137D&t=6m31s
岩上「政治家はタレントのように表へ出ていますから、多くの国民はその人が権力者だと思い込みやすいんですけれど、実体の(権力)組織は官僚組織で、その巨大な官僚組織でもとりわけ警察、検察。最近では検察審査会の正体というのは、裁判所だということがわかってきて、所管が実は最高裁だとわかってきた。
裁判所と検察の裁判権というのは、ほぼ一体ということもわかってきたから、実はひょっとして裁判所もおかしいんじゃないかと、いうことも見えてきた。
行政と司法が一体となったこの国家権力というものに対して、立法府にいる議員は、実はさしたる力がない。」
仙波敏郎 元巡査部長「一番弱い立場なんじゃないですか。」
岩上「弱いんですね。
国家権力にとっては、政党政治というのはいつも弱い状態にしておきたいんですね。
戦前もそうでした。『帝人事件』というのがあって、有力な官僚、それから政治家が17人も起訴され、全員無罪でした。でもそれをきっかけに大正デモクラシー以降、育ってきたものが、日本の政党政治というものが一挙に壊滅した。
大きな政局で見ると、大変こわい情況にあるんですね。」