社会学者 古市憲寿氏「安い牛丼は日本型福祉」 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/02/26(火) 12:52:38.10 ID:lmqs1k0Q

「ネット」と「紙」、炎上の発火点のちがい(古市憲寿)
https://www.dailyshincho.jp/wp-content/uploads/2018/05/1805100555_1-714x424.jpg
(一部抜粋)

 昔、雑誌「プレジデント」で、田原総一朗さん、津田大介さんと鼎談をした時のことだ。誰もががむしゃらに働く必要はないという話題になり、まず津田さんが「稼ぎが落ちても、困ったらすき家がある」と発言した。

 それに対して僕が、牛丼は日本型福祉の一つと応答した。北欧のように国家が福祉を提供する国と違って、日本では牛丼などのファストフードが福祉の役割を果たしているという意味だ。

 この鼎談、紙の雑誌に掲載された時は全く話題にならなかった。しかし全く同じ内容がネットに転載されたら、ツイッターで意識高い人々が騒ぎ始めた。牛丼が福祉とは何事だ、というわけである。

 彼らは、福祉とは国家が担うべきものであり、牛丼しか食べられないような食生活を肯定するとはけしからん、と言うのだ。

 しかし福祉国家論では、福祉の提供は国家、市場、家族など複数のアクターを想定するのが常識。しかもすき家を経営するゼンショーの理念は「世界から飢餓と貧困を撲滅する」。自分たちを「社会インフラ」と位置づけ、災害時にもいち早く炊き出しや営業再開をしている。これはもう、立派な「福祉」の提供者と言っても過言ではないだろう。

ソース
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/05100555/?all=1
週刊新潮 2018年5月3・10日号掲載

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