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(15:51付近)
青木理「最後の質問ですけれど、刑事司法が絶望的なのは絶望的なんですけれど、ただ刑事司法が悪いと社会が悪くなると。最近は冤罪なんかもたくさん出ているんですけれど、いったい僕らはどうしたらいいんだろうかと。安田さんなりの考え方をお教えいただければと。」
安田好弘 オウム真理教事件元主任弁護士「結論から言えば、総取っ替えするしかないだろうと。」
青木「総取っ替え?」
安田「裁判官も検察官も、全部取っ替えるしかないだろうと思ってるんですね。過去のいろんなモノが積み重なっていて、悪い方向に悪い方向に進んでいる。
それをもう一度原点へ戻させるためには、やはり弁護士の中から裁判官を選び、定期的に弁護士が裁判官に変わっていく。検察官にもなる。人間がどんどんどんどん動いていく。流動化していくと。
そして理想に燃えて刑事司法をやっていこうという若い人たちが、検察官になり、裁判官になり、何年かすればまた新しい人たちに席を譲っていく。
そういうシステムを作っていくしかないだろうと思います。そうでないとどんどんどんどん劣化が激しくなる。」