中国国内市場におけるVR関連のスタートアップのうち約90%が経営破綻したと報じました。
その原因としては、ヘッドセットの販売台数が当初の目標を達成できなかったことが挙げられています。「どの業界でもスタートアップの9割は失敗する」という指摘もありますが、中国の状況はそれだけではありません。
中国では、2015年には200~300社もの企業が独自のVRヘッドセット開発に動いていましたが、現在では、その数は10社ほどまで減っています。残った企業でさえ、今や従業員の給与削減や給与遅延が起こっています。
iiMediaの調査では、「スマートフォンユーザーの7割はVRヘッドセットへの購入意欲がない」ということも明らかになっています。
一方でVRの体験そのもの自体への需要は多く、特にViveカフェなどVRアーケード・体験施設では成功を収めています。
中国の消費者はVRへの関心はあるものの、VRヘッドセット市場は苦戦しているという需給のギャップが生じています。
http://www.moguravr.com/china-vr-industry-2/