「脳波」で運転支援 日産が新技術
1/9(火) 17:54配信
日産自動車はこのほど、ドライバーの脳波を測定・解析し、運転支援に生かす技術「Brain-to-Vehicle」(B2V)を「CES 2018」(米ラスベガス、1月9~12日)に出展すると発表した。展示ブースではドライビングシミュレーターを活用し、B2Vを利用した走行のデモンストレーションを行うという。
【画像】コンセプトカー「ニッサン IMx」(昨年10月の「東京モーターショー」で撮影)
B2Vは、マニュアル運転・自動運転の両方を支援できる点が特徴。ドライバーが着用したヘッドセットが、ステアリング操作などの動作を起こす前に生じる「行動準備電位」と、理想と異なる自動運転が行われた際に生じる「エラー関連電位」を測定する。
分析結果を踏まえ、マニュアル運転時はドライバーが操作する0.2~0.5秒前に意図した操作を自動的に行い、緊急時の反応の遅れをカバーする。自動運転時は、ドライバーが違和感を持たないよう調整する。こうした支援により、ドライバーはスムーズな走行が可能になるとしている。
日産はこのほか、完全自動運転を実現するピュアEVのコンセプトカー「ニッサン IMx」、日本で昨年10月に発売したEV「リーフ」の新型、スポーツタイプ多目的車(SUV)「ローグ」の18年モデルも併せて展示する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180109-00000078-zdn_mkt-bus_all