(続き)
しかも、この効果は二つの異なる文化で観察されました。どちらでも
大きな祝祭の間に一番大きなスパイクが生じていました:
キリスト教徒の多い国ではクリスマスに、イスラム教徒の多い国では
ラマダーンの終わりを告げる祝祭イード・アル・フィトルに。
北半球と南半球のデータを使ったことは注目に値します。なぜなら
過去の解析は北半球の西側の狭い地理的範囲にフォーカスしがち
だったのです。イード・アル・フィトルの事例は重要です。
なぜならこの祝日は年によって違う日に起こるのです。
しかし測定された効果は、明らかな文化的パターンに従うように
シフトしていました。
北半球と南半球では季節は反転しています。しかし出生率と
セックスへのオンラインの関心とのピークは、地理によって
変わりません。というわけで、この二つの効果の間の相関は、
日照時間や気温や手に入る食べ物の変化に起因する生物学的な
シフトとは無関係である、と研究者たちは結論づけました。