世界の人口増加に伴う食糧問題を解決するため昆虫の重要性が指摘される中、北欧のフィンランドではコオロギを材料に使ったパンの販売が始まり、注目されています。
人口増加に伴う食糧問題を解決するうえで、FAO=国連食糧農業機関は、栄養価が高く家畜に比べて少ないエサで育てることができる昆虫が有望な食材になりうると指摘しています。
こうした中、フィンランドでは、パンの小売チェーン店を展開する企業が24日からコオロギを材料に使ったパンの販売を開始することになりました。
パンの生地には1斤につき乾燥させたコオロギ70匹分の粉末が練り込まれ、通常のパンと比べてより多くのたんぱく質が含まれているということで、価格は1.3倍から2倍ほどとなっています。
確保できるコオロギの数が限られているため、当面は首都ヘルシンキの店舗だけで販売されますが、将来的にはフィンランド全土での販売を目指すということです。
試食した地元の女性は「普通のパンと同じ味がしてとてもおいしいです」と話していました。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171124/k10011234931000.html