【労働】「これは江戸時代?と思いました」 「軍隊のような組織」三菱UFJモルガンから休職命令を受けた幹部が激白 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2017/11/03(金) 20:47:24.76 ID:OjYELot8

「だから日本は少子化だ」三菱UFJモルガンから休職命令を受けた幹部が激白

「これは江戸時代?と思いました。今の日本で、まさか自分がこんな目にあうとは思いませんでした。安倍政権が女性の活躍を促して少子化を止めようとしているのに、実態は真逆です」

最初に来日してから30年近い年月が流れ、日本にも慣れ親しんできたつもりだったと、カナダ出身の男性は流暢な日本語で話し始めた。

男性は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の機関投資家営業部の特命部長、グレン・ウッド(Glen Wood)さん(47)。

ウッドさんは10月26日、勤務先の三菱UFJモルガン・スタンレー証券を相手取り、正当な理由なく休職命令を受けたとして、地位の保全や賃金の仮払いを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。一連の出来事のきっかけが育児休業取得にあったとするウッドさんの主張から、ブルームバーグなど国内外のメディアから注目を集めている。

10月30日、Business Insider Japanは東京・六本木でウッドさんに会い、話を聞いた。
(略)

そんなウッドさんを取り巻く状況が大きく変化したのは、3カ月の育児休業を経て職場に戻った2016年3月のこと。彼を迎え入れたのは、様変わりした職場の対応だったと、ウッドさんは言う。

海外オフィスチームのヘッドとして指揮を振るってきたウッドさんだが、「それまでの仕事は取り上げられ、少人数のクライアント業務だけやるように言われました。仕事を完全に干されたのです」

「ハードで長時間労働の職場ですが、仕事は大好きです。私が引き受けた機関投資家部門の収益は拡大し、成果を上げてきました。会社もそれを評価してくれていた」

そう話すウッドさんにとって、育休明けに待ち受けていた会社の措置は、衝撃的だった。

ウッドさんには、海外在住の未婚のパートナーとの間に生まれた子どもの体が弱いこと、シングルファザーとして育てていかなければならない事情があった。このため、行政関係の数々の手続きを行い、子どもの面倒をみてくれるフィリピン人のシッターを手配。これまでどおりに仕事をしながら子どもを育てる体制を、育休中に整えていたという。

にもかかわらず「そもそも私の育休中に、もう彼は辞めるよ、戻ってこないという話がされていたようです。復職の日から『どうして戻ってきたの』と、周囲に言われました」

ウッドさんによると、重要なミーティングの日時を教えてもらえなかったり、自分が出席できない時間帯に会議が設定されたりしたという。新規採用面接や顧客訪問といった基幹業務から外され、海外出張も命じられなくなったとウッドさんは語る。

「一方で夜中のミーティングや膨大な時間のかかるリサーチをやれという。ハラスメントは明らかでした」

これはおかしいと人事に訴えても、「上司と話してくださいと、取り合ってくれなかった」。
(略)

「こんな日本にイノベーションは生まれない」

「大企業の看板を誇りにしている日本企業の上層部の男性は、スーパーで買い物もしたことない。電気代も払ったことがない。家事も子育ても専業主婦の妻に任せている。会議には女性もいない。多様性がない。自分たちは軍隊のような組織で、とにかく仕事に耐えている。大企業の社員という肩書きを失うことを恐れて『これはおかしい』と誰も言わない。これで日本はイノベーションが生まれるわけがありません」と、ウッドさんはいう。

小池百合子都知事は今年、東京がアジアの金融ハブを目指す「国際金融都市構想」を掲げた。

ウッドさん

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