全国市長会長を務める山口県防府市の松浦正人市長(75)は25日の定例記者会見で、慰安婦問題に言及する特定の歴史教科書を採択した複数の中学校に対し、採択中止を求めるはがきを送っていたことを認めた。「抗議文ではなく『お願い』として送った。(教科書の内容が)『反日極左』と感じた」などと語った。
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松浦市長によると、採択中止を求めたのは出版社「学び舎(しゃ)」(東京都)が発行した歴史教科書。自らの事務所に「採用を即刻中止することを望む」などの文面と宛名が既に書かれたはがきが送付され、内容に賛同したうえで自筆で「防府市長 松浦正人」と記入して複数の学校に郵送した。時期については「2年半くらい前だった」とあいまいに答えている。
神戸市の私立灘中学校への郵送も「あったような気がする」としており、「偏った内容を子供たちに教えるのは問題だ」と語った。
同社の教科書を巡っては、全国の国立、私立中学校のうち少なくとも11校に昨年、採択中止を求める抗議のはがきが大量に送られていたことが毎日新聞の取材で判明している。
ソース
防府市長:慰安婦言及教科書「採択中止願うはがき」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170927/k00/00m/040/087000c