内閣府が8日発表した1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%増、この成長ペースが1年続いた場合の年率換算では1.0%増となった。大手石油会社が在庫削減を進めたことが響いたほか、個人消費も伸びが鈍化し、速報値(前期比0.5%増、年率2.2%増)を大きく下回った。
約11年ぶりとなる5四半期連続のプラス成長は維持した。速報値からは下方修正となったが、内閣府は「在庫変動の影響を除けば、速報値と同程度の成長」と分析している。
物価変動の影響を反映し、生活実感に近い名目は前期比0.3%減(速報値0.03%減)、年率1.2%減(0.1%減)。原油高で輸入金額が増え、名目GDPを押し下げた。
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