米、TPP承認見送りへ 「年内審議ない」
2016/11/10 9:40 日本経済新聞
【ワシントン=河浪武史】米共和党の議会指導部は9日、次期大統領が同党のドナルド・トランプ氏に決まったことで、来週に再開する議会審議で環太平洋経済連携協定(TPP)の承認を見送る考えを表明した。トランプ氏は大統領選で反TPPを掲げて勝利し、公約では「就任初日にTPPから撤退する」としていた。日米など12カ国で大筋合意した世界最大規模の通商協定は、実現が見通せなくなった。
記者会見する米共和党のマコネル上院院内総務(9日、米ワシントン)=ロイター共同
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記者会見する米共和党のマコネル上院院内総務(9日、米ワシントン)=ロイター共同
共和党上院トップのマコネル院内総務は9日の記者会見で、TPP法案について「年内の議会に提出しないことは確かだ」と表明した。オバマ現大統領は、年末まで開く現職議員での「レームダック国会」に、TPP法案を提出する考えを示していた。ただ、現議会は上下両院とも共和党が多数を占めており、法案審議には同党指導部の協力が必要だった。
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http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN10H1G_Q6A111C1000000/
官房長官「TPPが一番大きな矢」 外国特派員協会で講演
2014/7/11 14:43 〔日経QUICKニュース(NQN)〕
菅義偉官房長官は11日午後、都内の日本外国特派員協会で記者会見し、安倍政権の政策課題について「最重要課題は経済再生だ」と強調した。その上で「『アベノミクス』と言われる(経済政策の)3本の矢を矢継ぎ早に放ち、日本経済の流れを大きく変えることができたと自信を持っている」と述べた。
3本目の矢の成長戦略については「環太平洋経済連携協定(TPP)が一番大きな矢だと思っている」とし、TPPの妥結に意欲を示した。「オバマ大統領の訪日で日米間で合意に至る方向性が示されたと思っている」との見方を示した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL110PD_R10C14A7000000/