ヒント: それ以前に購入してない 水増し請求
「裏金管理です。それさえできれば、出世できる。
県警本部各階にグリーンを置いているんですよ。観葉植物は1階から9階まであります。毎月変わるんですよ。
そうしたら職員は『ああ、毎月変わってるな。』と思うでしょう。
二階のを三階、三階のを四階へ持っていくんです。警察くらいセクト別の意識が強い組織はないですから、原則的に刑事部と警備部は全く会わない。交通部と生活安全課は会わない。みんながこれ(隔離状態)ですよ。
県警本部は一階から十階までありますけれども、二階の部(員)が三階へ行くことはないんですよ。交流がない。だから二階の観葉植物が上へ上がっても、気づかない。
自分のところの階の観葉植物は変わっている。」
「ああ、それも裏金に…」
「買い取って領収書を(書く)。あの当時、1階から9階までで9万8千円と、領収書書いた方から聞きましたよ。
9万8千円で買うけど、毎月買ったことになるんです。職員の目を逸らしてるから。そして領収書を書くのは同じ人間です。その売ってた花屋が私の同級生なんです。
領収書を最初は9万8千円で書きますよ。同じ領収書を12枚渡すんです。日付だけ変える。で、同じ警察職員が書いて、毎月買ったことにするわけです。そうしたら11ヶ月分浮くんです。月10万、年間100万円です。こういう裏金の作り方もありますね。」