内閣府は7日、仕事や学校に行かず、6カ月以上にわたり、家族以外とほとんど交流せずに自宅にいる15~39歳の「引きこもり」の人が、全国で推計54万1千人に上るとの調査結果を公表した。調査は2010年に続き2度目。
10年の前回調査に比べ約15万人減ったが、依然として50万人を超える高水準。35歳以上で引きこもりになった人が倍増するなど「長期化・高年齢化」が進んでおり、40歳以上を含めたより詳細な実態把握が必要だ。
引きこもりになった年齢は35~39歳が10・2%で前回調査から倍増。きっかけは「不登校」とともに「職場になじめなかった」が最も多かった。
http://www.daily.co.jp/society/main/2016/09/07/0009464574.shtml