千葉「正論」懇話会(会長=千葉滋胤・千葉商工会議所顧問)の第56回講演会が28日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、自民党の稲田朋美政調会長が「伝統と創造今後の安倍政権の方向性」と題して講演した。
稲田氏は参院選で民進、共産両党が共闘したことについて「本当にやっちゃいけないことをやった」と批判した。さらに、野党が憲法改正の国会発議に必要な改憲勢力3分の2阻止を掲げたことには「国民主権の否定であり、野党の好きな立憲主義を危うくるものではないか」と矛盾を指摘。その上で、憲法改正に向けた議論を進める意向を示した。
また、今後の経済対策の在り方につ いては「産業構造改革、雇用改革、人材育成一体で取り組む。自民党側から提言している」と訴えた。
講演要旨は以下の通り。
自民党政務調査会で取りまとめた今回の経済対策は、決してバラマキではなく、未来への投資という意味で対策を練っている。地方では「アベノミクスに取り残された」と感じている人も多いが、そうではない。しっかりと地方にも経済成長を分配することで、成長と分配の好循環を目指し、地方の生活が豊かになったと実感できるような経済対策をしている。
先の参院選では野党が「3分の2阻止」というプラカードを掲げて戦った。これは日本が主権国家をやめるということだ。3分の2議席あれば発議ができる。発議をした後に国民投票をして憲法を改正する。それは国民主権の表れであり、民主主義の表れである。そもそも憲法改正自体をやらないというのは、国民主権の否定ではないか。
以下ソース
http://www.sankei.com/politics/news/160728/plt1607280050-n1.html