非正規雇用の貧民が「アベノミクス死ね」と願った理由 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2016/06/30(木) 10:27:34.11 ID:zSkeH39Z

http://nyaaat.hatenablog.com/entry/non-regular-workers-abenomics

私は、年収200万円台の派遣社員だ。
この金額では一人暮らしもできない。給料の半分を入れてはいるが、実家で暮らしている。

貧民の私が、なぜ「アベノミクス死ね」と願ったかを書く前に、日本の実質賃金の推移について述べたい。
実質賃金は90年代後半から下がり続けている

実質賃金指数の推移
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nyaaat/20160327/20160628185401.png
(出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」のデータをもとに筆者がグラフ作成)

グラフの通り、1992年の賃金を100とすると、日本の実質賃金は、2000年代からどんどん下がっている。
特に、アベノミクスの2013~2015年は、リーマンショックの余波を受けた2009年よりも低い。
なぜなら、物価が4%近く上昇したのに、名目賃金は1%程度しか上昇していないため、実質的には賃金は下がっているからだ。

つまり、平均的な労働者は、アベノミクスで豊かになるどころか、貧しくなっているのだ。
世界で後ろから数えるほど、日本の賃金は上がっていない

では、海外諸国では、賃金は上がっているのか。

GDP成長率に対する実質賃金の伸び率_1995-2000
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nyaaat/20160327/20160628185404.png
GDP成長率に対する実質賃金の伸び率_2000-2007
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nyaaat/20160327/20160628185407.png
(出典:"Global Wage Report"附表の数値をもとに筆者がグラフ作成)
※アメリカは、この資料に実質賃金の伸び率がないため除外
※2007年まではイギリスの伸び率は高いが、それ以降は、2007年の実質賃金指数を100とすると、2013年は92.9まで下がっている
※このグラフは、上位順ではない。対象国が多いため、筆者が任意に選択

これは、GDP成長率に対して、実質賃金がどれだけ上がったかを示したグラフである(実質賃金の伸び率/GDP成長率)。
1995~2000年、2001~2007年のどちらの期間においても、実質賃金の伸び率がマイナスなのは、この中では日本だけだ。
中国はおろか、インドネシア・シンガポール・インド・タイよりも下である。
さらに言えば、74ヶ国中どちらの期間の数字もマイナスなのは、マルタ共和国・スロベニア・ペルー・バーレーン王国と日本だけだった。

つまり、世界規模でも後ろから数えた方がいいほど、日本の給料は上がっていないのである。
賃金を上げずに、内部留保を貯め込む大企業

では、アベノミクスはどこに還元されたのか。
それは大企業である。

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