100万円預けて年間利息10円…広がる低金利
銀行に個人や企業への貸し出しを促し、景気や物価の押し上げを狙う。住宅ローンなどの金利が低下する一方で、預金金利はゼロに近づき、暮らしへの影響がますます広がりそうだ。
日銀の黒田東彦総裁は16日の衆院予算委員会で「住宅ローンなど貸出金利はかなり下がっている。こうした効果は今後、実体経済や物価面に表れる」と述べ、日本経済を後押しする政策であることを強調した。
三井住友銀行は16日から普通預金の金利を年0・020%から0・001%に引き下げた。例えば100万円を預けた場合、年間の利息は10円にしかならない。資産の多くを預金として持っている人は、今までより運用が難しくなる。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160216-OYT1T50186.html