スイスがベーシックインカム理想郷になりつつある件 #54

54番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2016/02/12(金) 07:28:57.37 ID:EJzkdevQ

働かなくても生きていける「ベーシックインカム」の大規模な実験を「Yコンビネータ」が計画中

「優れたアイデアほど始めはばかげているように思える」という言葉を残すベンチャーキャピタル
「Yコンビネータ」2代目社長のサム・アルトマン氏が「ベーシックインカムの研究に投資したい」という内容の記事を
ブログに投稿しています。
ベーシックインカムとは「政府が無償で金銭を給付することで、人々はよりクリエイティブな人生を送れる」という構想。
Yコンビネータは5年にわたる大規模なベーシックインカムの実験を計画しているようです。

ベーシックインカムに対しては、「人々が働く意義を失う」「働く人が減少して国の経済が大きなダメージを受ける」など
批判も多くありますが、「無意味な労働が減り、人々が生産的な行動を取れるようになるのでは」ということで、
近年は大規模な実験も行われています。

例えば1974年~1979年のカナダで約1000世帯の家庭が金銭を受け取った「Mincome」という実験では、
就労時間の減少は男性1%、既婚女性が3%、未婚女性が5%にとどまっており、
一方で、労働者は家庭ですごす時間が増え、給付家庭の子どもの学力はアップしたそうです。
また、人々が病院に行く頻度は減り、保健医療施設におけるメンタルヘルス関連の苦情件数が
減ったことも明らかになっています。

政権の交代によってMincomeは途中で打ち切りになったため、実験の最終的な結論は出ていません。
そこで、さらなる調査を行うため、オランダでは2016年1月から生活保護を受け取っている人に対して
金銭を無償で給付するという大規模な実験を開始。
また、スイスでも「月額2500スイスフラン(約30万円)を無償で国民に給付するべきかどうか」の国民投票が
2016年夏に行われる予定です。

上記のように世界中で実験が行われているベーシックインカムですが、歴史や文化の背景が異なれば
結果に差が出るもの。
アルトマン氏は「ベーシックインカムというシステムがアメリカでどう機能するのかを知りたい」ということで、
今回の計画に踏み切ったようです。

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