http://diamond.jp/articles/-/36122?page=4
「日経さんと組んで、1面を華々しく飾った案件のうち、結局は失敗したり、立ち消えになった案件が山ほどある」と商社の広報担当者は明かす。記事で問題点を指摘していれば、結果が違っていた可能性もあるはずだ。
特ダネは2倍で扱い
後追いなら黙殺も
広報に募る不満
さらに体育会系の日経の企業風土がリーク主義に拍車をかける。
「他社の数倍の人数で取材する日経に負けは許されない。他紙と同着でも負けだ」(産業部記者)
例えば、日経は三菱UFJフィナンシャル・グループ社長を三菱東京UFJ銀行の頭取が兼務するというニュースを、発表前日の2月27日付朝刊で報じたが、朝日新聞も同じ日の朝刊で書いている。この場合「いくら発表前に書いたとはいえ、評価はされない」(日経経済部記者)というのだ。
特ダネへの過度の重圧は、弊害を生む。他社に抜かれた記事はわざと小さく扱って、暗にリークを迫る記者も中にはいるという。
(中略)
http://diamond.jp/articles/-/36122?page=5
広報、日経、そして他メディアの利害が絡み合い、リークジャーナリズムともいえるシステムが定着したのが、今の経済ニュースの内情だ。日本の新聞社を「リーク依存症」と評したのは元日経編集委員の牧野洋氏。その副作用が企業主導の紙面構成となって表れる可能性があることを読者は知っておくべきだろう。
マスコミは真実を伝えていない?
「経済ニュースを疑え!」
マスメディアは本当のことを伝えていない――。そんな批判が指摘され始めて久しいです。
どうしてそうなってしまったのか。背景にはメディア自身の既得権益化や質の劣化、当局や企業との癒着などに対する疑念などがあると思います。
(中略)
(全文は以下ソースから)
http://diamond.jp/articles/-/36122