ナチスに例え改憲に懸念=民主代表、緊急事態条項めぐり
民主党の岡田克也代表は16日放送のBS朝日の番組で、自民党が憲法改 正の優先項目の一つと位置付ける
「緊急事態条項」創設について、「法律がなくても首相が政令で(国民の)権利を制限できる。これは恐ろしい話だ。
ナチスが権力を取る過程とはそういうことだ」と述べ、ドイツのナチス政権 の手法に例え、独裁体制につながる
可能性があるとの懸念を示した。
岡田氏は「安倍晋三首相は立憲主義を全く理解していない。そういう人が改憲に火を付けたらとんでもないこと
になりかねない」とも語り、安倍政権 との間では改憲の協議に応じられないとの考えを改めて示した。
自民党は改憲草案で、テロや大規模災害などの際に首相の権限を一時的に強化する緊急事態条項の新設を掲げている。(2016/01/16-11:34)
http://www.jiji.com/jc/ci?g=pol&k=2016011600169