化血研、20年前から「隠蔽工作」研究チーム
一般財団法人・化学及および血清療法研究所(化血研、熊本市)が血液製剤などを国の未承認の方法で製造
していた問題で、化血研が約20年前から、不正を隠したまま承認を得るための研究を血液製剤の製造部門で
進めていたことが関係者の話でわかった。
2015年12月06日
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151205-OYT1T50095.html
血液製剤不正、40年以上前から 幹部ら見て見ぬふり
血液製剤やワクチンの国内有力メーカー「化学及(および)血清療法研究所」(化血研 、熊本市)が国の承認と
異なる方法で製品をつくっていた問題があり、 化血研は2日、第三者委員会の報告書を公表した。
報告書は、不正は40年以上前から始まり、血液製剤12製品すべてで行われ、虚偽の製造記録を作成するなど
して組織的に発覚を免れていたと認定。
「常軌を逸した隠蔽(いんぺい)体質」と批判した。
■悪質な隠蔽工作
国の調査・査察で不正製造が発覚しないように、化血研は計画的に隠蔽工作を繰り返していた。
報告書によると、隠蔽工作が本格化したのは97年ごろ。
ある製造チームでは、査察で見せるための偽の製造記録はゴシック体で、実際の製造記録は明朝体で書類を
二重に作成し、区別できるようにしていた。
別のチームでは、不正製造による記録のページ数には「2・5」などと小数を加え、査察の時にはそのページを
抜き取っていた。
当時の部長は「このままでは見せられん。査察対応のものをもう一つ作らざるを得ない」と指示していた。
偽の製造記録などは過去の分も書き直し、かつての上司の承 認欄には筆跡が似ている社員にサインをさせたり、
紙に紫外線をあてて変色させ古くみせかけたりもしていた。
調査に備え、国の承認書に沿った想定問答集をつくり予行演習もしていたという。
2015年12月03日
http://www.asahi.com/articles/ASHD251RLHD2ULBJ00K.html
なんか隠蔽工作の工夫するの楽しそう