交通違反切符をねつ造容疑 森署巡査長逮捕、40回以上
交通違反の点数切符を捏造(ねつぞう)したとして、道警は27日、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、森署地域課巡査長の斉藤正樹容疑者(28)=渡島管内森町上台町=を逮捕した。道警監察官室などによると、同容疑者は少なくとも40回以上にわたり、実際には違反していない人がシートベルト装着義務違反などをしたかのように偽り、点数切符の捏造を繰り返していたという。
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斉藤容疑者は、過去の違反記録の中から森署管内の住民を選び、住所が変わっていないことを確認した上で、虚偽の点数切符を作成。自らの字体を変え、住民になりすまして署名し、指印を押していた。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0206842.html
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森署幹部「内密にして」 交通切符捏造、違反者扱いの女性証言
「違反者講習をこの通知から1カ月以内に受講してください。理由なく受講しない場合、免停になります」。10月21日、女性宅に突然、函館運転免許試験場から「違反者講習通知書」が書留で届いた。
「最近は違反した覚えがないのに」。通知書には9月27日にシートベルト装着義務違反をし、累積点数が6点に達したと書いてあった。慌てて免許試験場に電話すると、担当者から「ほかにも7月14日にシートベルト装着義務違反をしている」と告げられた。
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巡査長が27日に逮捕されるまでの約1カ月間、捜査の途中経過については何ら説明されず、同日午後、森署から逮捕を知らされた。「ようやく嫌なことが終わった。これで少しは安心できる」とほっとした。
女性によると、森署が捏造を認めた際、幹部から「この件が外に漏れたら大変だ。内密にして胸の内にとどめてほしい」と口止めされたという。
「他の人は同じ被害に遭っていないのだろうか。説明してほしい」。女性には多くの疑問や疑念が今も残ったままだ。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0207038.html