電車内「痴漢」、男性に逆転無罪
さいたま市内を走行中のJR武蔵野線の電車内で、女子高校生に痴漢をしたとして、
埼玉県迷惑行為防止条例違反の罪に問われた男性(36)の控訴審判決で、
東京高裁は26日、「被害者の証言は信用できない」として、罰金30万円とした一審さいたま地裁判決を破棄し、無罪を言い渡した。
男性は2013年9月の朝、電車内で当時16歳の高校生の尻を触ったとして起訴された。
高裁の植村稔裁判長は「被害後、犯人の手をつかみ、離さないまま顔を確認した」とする高校生の証言が
「犯人に手を抜かれ、離した」と変遷した点などを挙げ、「証言を全面的に信用した一審判決は誤りだ」と指摘した。
http://jp.reuters.com/article/2015/11/26/idJP2015112601001099